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iPhone紛失顛末記

8.29の夜にJRの車内でiPhoneを紛失しました。一時は、iPhoneをあきらめ、新しい携帯への移行も決意したのですが、その契約をしに行こうと予定していた前日、ソフトバンクから、iPhone拾得のお知らせが届き、都島警察署で預かられていることが分かり、昨日、無事に引き取ることが出来ました。

iPhoneのセキュリティ設定

これまでiPhoneでは、数字4桁のパスコードしか設定出来なかったのですが、先日のバージョンアップでiOS 4.3.5にしてから(だと思うのですが)英数字で長い文字列も入力できるようになったので、長めに設定してありました。ただ、この設定だと、毎回パスコード要求されると煩わしい時があるので、自動ロックの時間とパスコードを要求する時間をちょっと長めに設定してあります。

ですので、先日アメリカのApple Store前であったような、iPhoneを操作している最中に強奪されると言うようなケースでない限りは、他の人が拾って操作するようなことは、まずないと考えています。

紛失してからの行動

  • 親切な人が拾ってくれたのであれば、電話に出てくれると言うのと、電波状況の変化から移動の様子を想像する為に、何度かiPhoneに電話をかけました。また、基地局との通信記録からiPhoneの位置が確認できると思ったのですが、通常は、そのような情報はもらえないようです。
  • 紛失してから気がつくまでの時間が短かったので、行動範囲が限られ、また、どこかで落としたのであれば、落下した音で気がつくであろうことから、電車の座席の上に落ちて気がつかなかった可能性が高いと判断し、JRへの届けとJRからの情報を最重要としました。
  • 回線の停止は、あえてしませんでした。万一、不正使用されることがあれば、そこから拾った人を特定できる可能性があると考えた為です。
  • 警察へも届けましたが、主な目的は記録を残しておく為です。

 

iPhoneが戻ってから

紛失したその日に届けられていることから、不正使用が無いだろう想像できたのですが、念の為に不正使用の痕跡を確認しました。

  • パスワードはそのままで、特に破られた形跡は無し。
  • jailbreakされている気配も無し。
  • 身に覚えのないアプリがバックグラウンドで実行されていることも無い。

 

今回の反省

iPhoneには、カバーもストラップもつけないで使用するポリシーなので、落とさないようにズボンの左ポケットに入れると決めているのですが、今回は余分なものを一緒に入れていた為に、iPhoneがこぼれ出てしまったようです。と言うわけで、これからはiPhoneを入れる左ポケットには、余計なものを入れないように徹底します。また、手荷物が三個口になると、全ての荷物への注意が行き届かなくなるきらいがあるので、せめて二個口になるようにするとか、一つにまとめるようにしようと思います。

iPhone4ならMobileMeを使って、現在位置確認や警告音を鳴らしながらメッセージの表示が出来るのですが、iPhone3G Sでは(無料で)同様のことが出来ないのであきらめていたのですが、何かしら手がないか、調査してみようと思います(ちょっと調べたところでは、今の状況よりはましになりそうです)。追記:他のデバイスでMobileMeの無料アカウントを持っていたら、iPhone3G Sでもデバイス登録が出来ることが分かり、登録しました。これを知っていたら、今回すぐに場所の特定が出来ていたと思うと残念でならないですが、今回の件があったからこそ、気がつくことが出来たとも言えます^^;

結局、JRからも警察からも連絡を受けること無く、ソフトバンクから通知で連絡を受けることになったのですが、呼び方のゆらぎの為に発見を見落としていたように思います。システム的にはどうしようもないので、人間がカバーしていくしかないのですが、人によって対応が異なるので、それにも注意しつつ、アプローチしていく必要があると言うことが分かりました。今回の場合は、三人目の駅員さんとのやり取りの時に、もう少し突っ込んだ確認が出来れば、その時点で発見に至ったのではないかと反省しています。

何はともあれ、無事に帰ってきてくれて、本当に良かったです!!

 

iPhone紛失から、受け取りまでの経過

以下、雑文なので、読み飛ばして大丈夫です^^

8.29(月)

  • JR学研都市線で移動中にiPhoneを紛失しました。
    今考えると多分21:25分に京橋に到着する電車に乗ったものと思われるのですが、当日は西明石行きの電車の可能性が高いと思っていました。
  • JRの改札窓口に届ける(21:40前後)。
    電車を降りてからしばらくしてiPhoneが無いことに気がついたのですが、歩いていて落とした気配が無いので、電車で紛失したと判断し、JRの窓口に届けました。また、この時、iPhone以外の電話番号を覚えていなかったので、連絡先としてiPhoneの電話番号を記入しました。

    私: 「車内に携帯電話を忘れてしまいました。」
    駅員さん(A): 『どこ行の電車でしょうか?』
    私: 「…分かりません。」
    駅員さん(A): 『(・∀・)それでは登録しますので、これに記入して下さい。』
    私: 「固定電話の電話番号は分からないので、無くした携帯の番号を記入します。」

      駅員さん(A): 「二週間経ったら諦めて下さい。」「お客さまセンターに電話をすると状況が確認できます。(電話番号が入っている時刻表を渡される)」

      と言う感じのやり取り。忙しい様子で、テキパキと処理されてしまいました。

  • iPhoneに電話をかけてみる。
    iPhoneを拾った人がいた場合、電話に出てくれることを期待し、また、電波状況の確認も考え、電車の移動中(21:53)及び終点に到着したと思われる時間(22:52)にiPhoneに電話をかけてみました(実際は既に京橋でJRに届けられていたものと思われる)。さらに、着信を入れることで、基地局との通信記録が残ることも期待したのですが、基地局との通信記録は教えてもらえないようです。
    →  この時は、二回ともコールはかかるが、反応はない状態でした。電波の届く場所にあることが確認できました。

8.30(火)

  • JRのお客さまセンターに電話で確認。
    年配のおじさんのような方が対応してくれました。丁寧な対応がありがたかったです。

    私: 「昨日車内に携帯電話を忘れてしまったのですが。既に駅の窓口で登録はしてもらっています。」
    (iPhone3G Sの白であることを伝える。iPhoneと言う電話機は認知されているようだった。)
    おじさん: 「確認しますので、少々お待ち下さい。」

    おじさん: 「残念ながら、まだ見つかっていないようです。お役に立てず申し訳ありません。」

  • iPhoneに電話をかける。
    コールはかかるが、反応は無し。まだバッテリーは残っていて、電波の入る場所にあるらしい。この時点で、もしかしたら電車の車内のどこかに紛れ込んで、そのまま車内にあるのではないか?と言う考えが頭をよぎりました。
  • ソフトバンクショップに泣きつきにいく。
    ソフトバンクショップに行き、追跡が出来ないかどうか尋ねてみたのですが、iPhoneは対応していないとのこと。ガラケーの場合には、紛失ケータイ捜索サービスと言うのに登録していれば、位置確認が出来るらしいです。
  • JRの改札窓口にもう一度。
    状況の確認、電話番号の訂正をしに、JRの改札に行きました。

    私: 「昨日、携帯電話を忘れてしまったのですが。」
    駅員さん(B): 『少々お待ち下さい。確認してきます。』
    …しばらくして戻ってくる。
    駅員さん(B): 『無いですね。』
    私: 「紛失の登録は既にしてもらってあるんです。」
    駅員さん(B): 『見つかったら連絡が行きますので、連絡をお待ちください。』
    私: 「昨日お伝えした電話番号だと連絡がつかないので、訂正に来ました。」
    駅員さん(B): 『この紙に番号を書いて下さい。』
    私: (電話番号を書く)
    駅員さん(B): 『それでは変更しておきます。』(立ち去る)
    私: 「(名前も携帯の特徴も何も伝えていないのに、登録情報を更新出来るの??)」

    一度、改札から立ち去ったのですだが、乗った電車が特定できれば、その車両を追跡して車内を確認できるのではないかと思い、運行について教えてもらいに戻りました。

    私: 「つかぬことをお伺いしますが、同じ時間に同じ駅から乗れば、同じ車両になるのでしょうか?」
    駅員さん(B): 『ならないです。』

    学研都市線の車両は東西線の車両なので、西明石の方を走っていたり、新快速として京都の方へ走っていたりするようで、車両の特定は出来ないとのこと(うろ覚えなので、説明に誤りがある可能性大)。

    駅員さん(B): 『何度も駅に足を運ぶのは大変でしょうから、こちらの番号におかけ下さい。』(忙しい様子で、時刻表を渡そうとする)
    私: 「あ、それは昨日もらったので大丈夫です!ありがとうございました!」

    と言う感じで、追い返されてしまいました。
    → 後で分かったことなのですが、案の定、紛失登録情報は更新されておらず、iPhoneの番号がそのまま登録されたままでした。

  • 今後の対応を検討。
    iPhoneが戻らない覚悟を決め、ウィルコムの携帯またはauのhtc EVOへの移行を検討。

8.31(水)

  • iPhoneに電話をかける。
    コールかからず。この時点では、もうバッテリーが切れてしまったようです。
  • JRのお客さまセンターに連絡。
    今回も親切な対応。若い方だったと思われます。紛失登録の電話番号が更新されていないことが分かり、変更をお願いしました。
  • 駅前の交番に届けようとする。
    交番に入ると、取り込み中だったのだが、

    警官: 『30分ぐらいかかります』
    私: 「29日以降に、携帯電話の落し物が届いていなかったかどうかだけ教えて頂けないでしょうか?」
    警官: (調べてくれた)『無いですね~。』
    私: 「ありがとうございました!また今度、紛失の届けをしに来ます!」

    と言うことで、この時は、交番に届いていないかどうかの確認のみ行いました。電車内で紛失したのでなければ、駅周辺に落ちている可能性もあると考えていたのだが、この交番に届いていなかったことから、電車内での紛失の可能性がさらに高まりました。

  • モバイルインパクトの店員さんに相談。
    htc EVOはちょっと注意が必要なことと、auが無料貸し出しを行っていることを教わりました。
  • auショップでhtc EVOを借りる

9.3(土)

  • 駅前の交番に紛失の届けをする。
    どのカテゴリーに登録するか尋ねられて、迷ったのですが、携帯電話・通信機器類(のような名前のカテゴリー)にしてもらいました。対応してくれた警察官は、iPhoneのことはあまり認知していない感じでした。
  • JRの改札窓口に行く。
    交番に寄るついでに、JRの改札に行くと、これまでの駅員さんと違う若い駅員さんがいたので、ちょっと尋ねてみました。

    私: 「8.29に紛失の届けをしたのですが、見つかっていませんでしょうか?」
    駅員さん(C): 『確認してきますので、少々お待ち下さい。』

    駅員さん(C): 『残念ながらなさそうです。』
    私: 「この一週間、携帯電話の拾得は全くないのでしょうか?」
    駅員さん(C): 『iPhone3G Sですよね?8.29に携帯電話と、9.2にiPhone4があるぐらいで、それ以外は見つかっていません。』
    私: 「そうですか。ありがとうございました!」

    この駅員さんは、しっかりとした対応で、システムでの検索もしてくれ、iPhoneとそれ以外の携帯の区別もされているので、納得して帰りました。今考えれば、この8.29の携帯電話と言うのが紛失したiPhoneだったのですが、さすがにそこまでは気がつけませんでした。

9.6(火)

  • 今後の対応を決定。
    htc EVOの満足度が十分では無かったので、ウィルコム携帯への移行を決意しました。

9.7(水)

  • auショップにhtc EVOを返却。
  • ソフトバンクからの通知を受け取る。
    auショップから戻るとポストにソフトバンクの封筒が入っていた。「もしや!?」と言う気持ちで、すぐに開封。すると、中に、「携帯電話機拾得のご案内」と言う通知が。
    受理年月日が9.2となっていて、携帯番号、USIM番号も記載されていました。
    iPhoneのロックはかかっている状態なので、携帯番号を確認することは出来ないし、そもそもUSIM番号を確認するのは、JRの職員がやっているとは思えないので、確認にはソフトバンクが関わっているのではないかと想像します。
  • 都島警察署 会計課に連絡する。
    早速、都島警察署に連絡すると、

    会計課のおねえさん: 「白のiPhoneですね!」
    私: 「はい、そうです!」

    と言うことで、ほぼ無事であることが判明しました。ただ、書類作成が9.5で、受理日が9.2になっていたので、8.29から9.2までの空白の機関に何があったのかが気になりました。

9.8(木)

  • 都島警察署に受け取りに行く。
    すぐに動作確認が出来るようにバッテリーを用意して行きました。後、書類を書くので、印鑑とソフトバンクの案内、身分証明書も忘れずに。平日の9時過ぎだったせいか、署員の方々しかいませんでした。拾得物の窓口に行き、携帯電話機拾得のご案内を見せました。

    窓口の女性: 『あちらで、かけてお待ちください。』

    しばらくすると、名前を呼ばれ、書類への記入を求められました。それを見ると、「黒の携帯電話」と書かれていて、「(えっ!?昨日の電話では白のiPhoneと言ってたけど)」とびっくりしたのですが、現物を確認して一安心。ちゃんと白のiPhoneでした。

    窓口の女性: 『JRさん、結構横着ですね~。』『遠くからいらっしゃったんですね。すいません。』『西明石の方からはるばるいらっしゃる方もいるので、申し訳ないです。』

    学研都市線(京橋駅?)の管轄が都島警察署なので、広範囲の拾得物が集まってくるようです。届けがあったのが8.29とのことだったので、特に空白の期間があったわけでは無く、普通に処理されて、それだけ日数が必要のようでした。拾った方の名前や連絡先などは無かったので、受け取り手続きはほんの数分で終了しました。

  • JRの改札窓口に報告に行く。
    「8.29に落し物を届けたのですが、見つかりましたので届けにきました」
    駅員さん(C)『分かりました。登録を消しておきます。(駅員さん立ち上がって去ろうとする)』
    「…(もしかして、この人もエスパー?)」

    取り敢えず自分の名前だけ伝えました。

  • 駅前の交番に報告。
    都島警察署と管轄が違うのかと思い、報告に行ったのだが、特に必要なかったと言われました。年配の警察官で『わざわざありがとうございました!』と、物腰も丁寧でした。

 

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コメント先: "iPhone紛失顛末記" (1)

  1. 大変でしたね
    何より手元に戻ってきてよかったです

    しかし同じ組織の人間でも人によってこんなにも対応が違うのは問題ですね

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